2012年 02月 15日
タイレポその4です。 01/16の午後は、Sri Phang Nga National Park スリ・パンガー国立公園に行きました。 案内人さんの仕事が終わるまで辺りを歩いていたら、いきなりデカい蜘蛛が。ここはパラゴムノキの林です。原油価格の高騰もあるし、天然ゴムは結構お金になるようです。 その近くにたくさん植わっていた刺々しい植物。後で訊いたらサラカヤシ(Salacca zalacca)だそうで、果実は食べられます(だから植わっていたんですね)。 これがその果実。道端の露店で売られていました。果皮が蛇皮みたいなので英語ではsnake fruitとも呼ばれます。安いので買って食べてみましたが・・・味は甘酸っぱくて美味しいのですが、クセのある匂いがします。ちなみにこの露店で案内人さんはドリアンを貪り食ってましたが、私はパス。 これは何だろ?と思って調べたんですが、フクジンソウ(Cheilocostus speciosus = Costus speciosus)というショウガ科の植物でした。茎がクルクルッと旋回して、綺麗な花が咲きます。赤いアリがたかっているのがわかるでしょうか。 白花が飛んでしまったので、翌日別の場所(海の近くの泥地)で撮影したものを一枚。 デカいユーフォルビア。この辺りでは普通の植栽。 海が近いので、マングローブの植物もこんな風に鉢植えに。ハマザクロ・・・かな? 小魚をグラグラ煮て天日干ししていました。ちょっと食べさせてもらったのですが、とても美味しかったです。 いよいよSri Phang Nga National Park スリ・パンガー国立公園へ。車で行くと入園料ふんだくられるという事で、バイクで2ケツして行きました。こんな未舗装の田舎道ですが、まだ公園のゲート手前です。 高木。熱帯雨林の樹冠生態系の研究が大変なわけです・・・。 案内人さんと別行動で遊歩道を散策。涼しげな森林浴~という雰囲気ですが、かなり蒸し暑いです。 樹の幹にはシダなどの着生植物がたくさん。 案内人さんに後で訊いたら「これは毒があって危ない。かぶれる」と言っていましたが、クジャクヤシ(Caryota)の一種だとわかりました。調べてみると面白い植物です。 遊歩道は意外と短くて、最奥には滝がありました。Tamnang waterfallで間違いないと思います。 滝壺で泳いでいる観光客が結構居てビックリ。登山中は誰にも会わなかったのに山頂は人だらけ、という感じでしょうか。SWIM WITH FISHという看板がありましたが、本当に魚がウヨウヨ居ました。 着生ランです。ブルボフィルム・リラキヌム(Bulbophyllum lilacinum)で間違いないと思います。「ライラックのような花」という意味の種小名です。 これは翌日別の場所で撮影したモノ。国立公園内では採取はNGなので、ここで採取しました。 国立公園とは言え、東南アジアの本格的な熱帯雨林にはじめて踏み入ったわけですが、時を忘れるほど楽しくて、とてもいい体験になったと思っています。
by roka79
| 2012-02-15 19:56
| 自然観察
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