2014年 01月 27日

アメリカ旅行記 その1

サンアントニオ発ヒューストン行きの飛行機が寒波による凍結の影響で欠航になり、一日遅れてしまいましたが、昨夜無事にアメリカから帰国しました。と言う訳でアメリカ旅行記を書いていこうと思います。まあ、その他に一つトラブルがあったのですが、それは後述します。

まず、今回のアメリカ旅行にあたってサボテンの自生地情報を提供してくださったShabomaniac!氏に感謝の言葉を述べたいと思います。氏のアドバイスがなかったら、私はロクに何も見つけることが出来なかったと思います。本当にありがとうございました。
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アリゾナ州のツーソン(Tucson)に到着したのは現地時間1/15の22時くらいでした。上の画像はツーソン国際空港です。こぢんまりとした空港。そして、レンタカーを借りに行きました(手配は日本の旅行代理店で済ませていました)。

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こんなすごい車に乗ることにw マキシマという北米日産のフラッグシップ車で、V6 3500ccのエンジンを積んだ高級スポーツセダンです。カローラクラスを頼んでいたのですが、レンタカー会社は当たり前のように「クラスをグレードアップしないか?」と言ってくるので、「ノーサンキュー」と言うべきです。まさかこんな車になるとは・・・。



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翌1/16の朝。外気温は華氏41度。摂氏に換算すると5度です。しかし朝晩は寒いのですが、晴れるとグングン気温が上昇して摂氏20度くらいまでになるので、ロンTにパーカーでちょうどいいくらいでした。


ツーソンの北西のSilverbell MountainsにはEchinocereus nicholiiが、その南のWaterman MountainsにはEchinocactus horizonthalonius var. nicholiiが生えているということなので、まずそこを目指しましたが道に迷ってしまいました。


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近づこうとするも、ご覧のように増水してて道路が通行不能だったり・・・。


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仕方ないのでIronwood Forest National Monumentという所に行きました。

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キリンドロオプンチア。手持ちのCactus of ARIZONAという本で調べる限り、見た目と分布域からしてCylindropuntia bigeloviiではないかと思います(自信はありません)。
訂正:いやいや、これはやっぱりJumping chollaこと、Cylindropuntia fulgidaでしょうね。

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Ferocactus wislizeni 金赤竜。この辺りでは比較的よく見るフェロカクタスで植栽にも使われていますが、これはフェロカクタスで最大級の大きさになるサボテンで、南を向いて傾く性質があるそうです。


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Carnegiea gigantea 弁慶柱がたくさん生えています。道はダートで、ここはまだマシな方。所々かなり荒れているので慎重に走らないと危ないし、車にダメージを与えてしまいます。私はダメージを与えてしまいました・・・。

はっきり言ってさほど面白いモノがあるわけではないし、道も悪いので、ここはお勧めしません。私は早々に切り上げて次の目的地に向かいました。Echinocereus nicholiiが見れなかったのがとても残念。


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給油するために立ち寄ったガス・ステーションで見たハーレー。おばさんが乗っていました。かっこいい。

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Saguaro National Park East。この国立公園はツーソンの東西に別れて2箇所あって、前回のアメリカ旅行で西側に行ったので、今回は東側に行きました。

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ビジターセンター。ここでパンフレットがもらえますし、良いサボテン本も手に入るので立ち寄るべきだと思います(ビジターセンターで入園料を払わなければならない公園も多いのですが)。ちなみに私はここでTシャツも買ってしまいました。

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Fouquieria splendens。赤い花が咲いている時に見たらすごく美しいのですが。

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弁慶柱がたくさん生えていて美しい風景。しかしパンフレットによると、この数十年でかなり数が減少してしまったそうです。

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ここにもFerocactus wislizeni 金赤竜がたくさん生えています。

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キリンドロオプンチア。Cylindropuntia acanthocarpaだと思いますが自信がありません。

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キリンドロオプンチアのスケルトン。

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蝦サボ。Echinocereus fasciculatusではないかと思いますが…。花が咲いていればわかるんですけれど。

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Ferocactus wislizeni 金赤竜の若い個体。ずいぶん雰囲気が違って見えます。樽状になるのにどれくらいの年月を要するのでしょう。

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団扇サボ。うーん・・・Opuntia engelmanniiでしょう、多分。

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弁慶柱はやっぱり風格があります。

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ここはしっかり整備されているので道も舗装されています。

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枯死した弁慶柱。色々な原因で枯れるそうですが、これは寿命が尽きて枯れたのかな?前回の旅行では山火事で下の方が真っ黒になった弁慶柱を結構見ました。


この公園を後にしてInterstate 10というハイウェイを東に向かったのですが、EXIT281のハイウェイ沿いの北側の丘に色々生えているということなので、降りて探しました。

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探した場所。しかし、なかなか見つからない。

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別角度から。

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これは、Echinomastus erectocentrus 紅簾玉だろう・・・と思っていたのですが、よく調べたらCoryphantha viviparaのようです。Coryphantha robustispina ssp. scheeriも見つからず・・・。探す場所の選び方が不味かったのでしょうか。やはり、知識と経験がないとそう簡単には見つけられないものです。


しかもです。Bensonという町でInterstate 10に戻ろうとして、交差点で左折しようとしたら直進してきた車にぶつけてしまいました!二日目にして交通事故を起こしてしまいました…。アメリカは右側通行ですので、日本で言えば右折時の事故のパターン。完全にこちらに過失のある事故で、相手は若い女性でしたが、すぐに警察を呼んでもらって謝罪しました。アメリカでは先に「アイム・ソーリー」と言った方が負け、なんて言われますが、どう見ても私の不注意なので謝るしかありません。幸いなことに相手に怪我はなく(私にも)、車のダメージもそれほどではなかったし、相手も私が謝ると「そんなに気にしないで」って言ってくれて、すぐにやって来た警官も私が英語に不自由がある日本人旅行者とわかると親切な対応をしてくれました。レンタカー会社のエマージェンシーコールに電話したら「走行可能ならツーソン空港まで戻って欲しい」と言うので、もうサボテン探索どころではなくなり、スゴスゴとツーソンまで戻ったのでした。

戻って事情を説明したら「ノープロブレム!」ってな感じですぐに新しい車を用意してくれたのですが、「もっとコンパクトな車がいいです。マキシマは私には大きすぎたしパワフル過ぎました」と言っても、クラスの変更は出来ないようで、シボレー・インパラになりました。結局そのシボレー・インパラで最後まで走ることになったのですが。

後日談になりますが、返却時に書いて提出してくれと言われたインシデント・レポートの裏面に書かれている内容がシビアで恐ろしく、「あなたはあらゆる損害に責任を負っている」「我々からの連絡を待つのではなく、速やかにあなたの加入している保険会社或いはクレジットカード会社に連絡することを強く勧める」「補償はあなたの加入している保険会社から行われるのであって、我々の保険はいわば保険の保険のようなものである」などと、「こちらには金を出すつもりはありません」というニュアンスが伝わって来て、アメリカの保険会社がいざという段になると金払いを渋るという話も知っていたので、ドカンと損害賠償請求されるのではないかと焦りました。さっき日本の事業所に電話したら「フルカバーの保険に入っているし、違法行為などの過失があったという報告も来ていないので保険が効くはず」と言われてほっとしたところです。

反省。クレカの付帯保険で適用されるかどうか行く前にちゃんと確認して、適用されない場合は海外旅行保険に入っておくべきでした。そして、安全運転を心がけるべきでした!

このトラブルのせいでかなり時間を取られ、この日はもうウィルコックス(Willcox)という町のモーテルに辿り着くだけで精一杯。サボテン探索をもっとしたかったです。

続く。


by roka79 | 2014-01-27 19:58 | 自然観察


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